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【凡人逆転の法則】『GRIT(グリット)』感想レビュー|やり抜く力で人生は変えられる!

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結論:成功のカギは「才能」より「粘り強さ」だった!

本書『GRIT(グリット)』を読んで一番に感じたのは、凡人でも確実に一流に近づける“武器”があるという希望です。

その武器こそが「GRIT(やり抜く力)」
天才でも、特別な環境で育ったわけでもない著者が、「情熱×粘り強さ」の力で広告業界の頂点まで上り詰めたストーリーは、私たちにこう語りかけてきます。

「あなたの中にも、まだ眠っているGRITがある。そしてそれは、いつからでも鍛えられる」

タイトル:GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」
著者:リンダ・キャプラン・セイラー、ロビン・コヴァル
翻訳:三木 俊哉
出版社:日経BP

努力が報われないと感じている人、途中で諦めてしまう自分に嫌気がさしている人にこそ、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

『GRIT』とは?|やり抜く力=情熱×粘り強さ

「GRIT(グリット)」という言葉は、もともと「砂粒」や「不屈の精神」という意味を持ちますが、
この本では「情熱(Passion)と粘り強さ(Perseverance)をかけ合わせた成功の方程式」として定義されています。

著者は、どんな成功者にも共通しているのは「継続力」であり、決して“才能”ではないと強調します。

例えば、

  • 才能があっても続けられない人は、途中で埋もれてしまう
  • 平凡でも、こつこつと続けられる人は、やがて圧倒的な成果を手にする

というように、GRITは“努力を継続できる人間力”とも言えるのです。

なぜ今、GRITが必要なのか?

現代は「短期成果」「効率重視」の時代。
SNSやAIの発達で、誰もが“すぐに結果が出ること”に飛びつきがちです。

しかし、その裏で「続かない」「飽きる」「成果が見えない」と悩む人も急増中。

そんな時代だからこそ、“地味で、目立たないけど確実に伸びる”GRITが重要視されています。

「一流は、泥くさい“継続の才能”を持っているだけ」

タイトル:GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」
著者:リンダ・キャプラン・セイラー、ロビン・コヴァル
翻訳:三木 俊哉
出版社:日経BP

これは、本書が一貫して伝えているメッセージの一つです。

印象的だった実例3つ

① 著者自身のサクセスストーリー

リンダは学歴も特別ではなく、若い頃は何度も失敗し、挫折してきた人物です。
ですが、彼女は「GRITを武器に自分を磨き続けた」と語ります。

たとえば、コピーライター時代には「毎日一つ、自分の最高傑作を書き続ける」というルールを課し、数年後には広告業界のトップへ。

凡人がトップになるには、“毎日の1ミリの積み重ね”しかない

タイトル:GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」
著者:リンダ・キャプラン・セイラー、ロビン・コヴァル
翻訳:三木 俊哉
出版社:日経BP

その姿勢は、自分の成長に対する“真摯さ”と“覚悟”を教えてくれます。

② 不器用なマーチングバンドが全米大会へ

著者が指導したマーチングバンドは、最初はバラバラで音も揃わず、劣等生の集まりでした。

それでも「1日1%の成長を積み上げよう」と声をかけ続けた結果、半年後には奇跡のようなハーモニーが生まれ、全米大会出場を果たします。

成功とは、“続けることを選んだ人”だけが手にできるご褒美

タイトル:GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」
著者:リンダ・キャプラン・セイラー、ロビン・コヴァル
翻訳:三木 俊哉
出版社:日経BP

という言葉が胸に残ります。

③ スポーツ界の成功者にも共通する「GRIT」

プロバスケットボール選手のレブロン・ジェームズも、毎試合後に「ミスしたシュートを成功するまで繰り返す」習慣を持っています。

才能だけに頼らず、失敗を修正するための努力”をルーティン化することで、一流は日々の成長を止めないのです。

GRITを鍛える5つの方法

「GRITってセンスや性格で決まるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、
著者は「GRITは後天的に育てられるスキル」と断言します。

以下の5つの方法を実践することで、あなたもGRITを身につけることができます。

1. 北極星ゴールを決める(=人生の最上位目標を明確にする)

長期視点で「自分は何のために生きるのか」を言語化します。

例:10年後、誰かの人生に影響を与えるライターになる。

2. 中間目標を細分化する(=短期の成功体験を積む)

目標は小さく刻み、「14日間チャレンジ」など短期戦に変換すると継続しやすくなります。

3. スモールウィンを記録する

「今日は●●ができた」と記録することで、やる気が自然と湧いてきます。

4. 意図的な練習を続ける

「楽しいだけ」ではなく、あえて苦手な部分や課題に取り組む時間を設けることが大切。

5. GRITな仲間とつながる

一緒に頑張る仲間がいると、くじけそうなときの支えになります。

本書の魅力と注意点

◎ 良かった点

  • 実例が多くて分かりやすい
  • 再現性の高いメソッド
  • 読後、すぐに行動したくなる力がある

△ 注意点

  • 成果が出るまで時間がかかる
  • 短期的に結果を求める人には向かない

GRITは“遅咲きの成功法”です。
すぐに結果がほしい!という人は途中で挫折するかもしれません。

しかし、「長く安定して成果を出し続けたい」なら、GRITは一生モノの武器になります。

まとめ:GRITは、平凡な人が非凡になるための“希望のスキル”

『GRIT』を読んで最も強く感じたのは、「続けること」の価値がどれほど大きいかです。

今までは「才能がすべて」と思い込んでいた自分にとって、
“粘り強さを武器に変える”という発想は、まさに人生観を変える一撃でした。

仕事、副業、勉強、創作、育児――
何にでも通用するGRITという考え方は、これからの不確実な時代を生き抜く上で、
間違いなく力
になります。

あなたも、自分の中に眠るGRITを育ててみませんか?

小さな一歩が、未来のあなたを変えていきます。

ご覧いただきありがとうございました。

ここまで読んでくださったあなたの「挑戦」と「継続」が、明るい未来へとつながっていきますように。

心から、応援しています。

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→ 周囲の目に惑わされず、情熱を貫く力を鍛える哲学書。

📘 書籍情報

タイトル:GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」
著者:リンダ・キャプラン・セイラー、ロビン・コヴァル
翻訳:三木 俊哉
出版社:日経BP
ジャンル:自己啓発/ビジネス書/成功哲学

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