【完訳 7つの習慣 感想】人格主義の力で人生が変わる!スティーヴン・R・コヴィーの名著を読んで気づいた5つのこと

当ブログに来ていただきまして、誠にありがとうございます。
はじめに:「成功」とは何かを見直すために読む一冊
「成功するためには何をすればいいのか?」
多くの人が一度は考えたことのあるこの問いに、深く、そして本質的に答えてくれる書籍が、
スティーヴン・R・コヴィー著『完訳 7つの習慣―人格主義の回復』です。
原著は全世界で4000万部以上、日本でも長年愛読され続けているビジネス書の金字塔。
本記事では、この「7つの習慣」を実際に読んで感じたことを中心に、読者が行動に移せるようなヒントや視点を丁寧にご紹介します。
なぜ「完訳 7つの習慣」を読むべきなのか?
1. 成功の定義が変わる:「人格主義」と「態度主義」の違い
本書では、「態度主義(テクニック中心)」ではなく、「人格主義(内面の誠実さ、謙虚さ)」
こそが本当の成功につながると説いています。
これまでの自己啓発書では「うまくやる方法」ばかりが語られていましたが、本書はその根
本にある「人間としての在り方」に焦点を当てている点が最大の特徴です。
「木の枝葉ではなく、根っこを育てることが大切」
この言葉が、7つの習慣の真髄です。
「7つの習慣」の概要と、それぞれの習慣から得た気づき
主体的である(Be Proactive)
まず最初の習慣が「主体的である」。
これは、「環境や他人のせいにせず、自分の選択に責任を持つ」という姿勢です。
私自身、この章を読んで、「忙しいからできない」や「上司が悪いから」といった考え方が、
いかに自分の人生の主導権を他人に渡していたかを痛感しました。
🔍 行動ポイント:
- 自分がコントロールできる「関心の輪」に集中する
- 愚痴を減らし、自分の行動に目を向ける
終わりを思い描くことから始める(Begin with the End in Mind)
この章では、「自分の人生の最終目標」を意識することの重要性が語られます。
仕事や日常のタスクに追われがちな私たちにとって、「本当に大切にしたいことは何か?」を
明確にすることは、迷わずに生きるための軸になります。
🔍 行動ポイント:
- 自分のミッション・ステートメント(人生の目的)を言葉にしてみる
- 「自分の葬式で人にどう語られたいか」を考えてみる
最優先事項を優先する(Put First Things First)
いわゆる「時間管理」の章ですが、単なるToDo管理ではありません。
本当に重要なのに緊急ではない「第2領域」に注目することで、長期的な成長や信頼関係を築
くことができるというメッセージが響きました。
🔍 行動ポイント:
- スケジュール帳に「第2領域」の時間(人間関係・自己成長)を意図的に入れる
- 「重要でないけど急ぎ」の依頼には断る勇気を持つ
Win-Winを考える(Think Win-Win)
相手も自分も満足できる解決策を目指す「Win-Win」思考は、特にビジネスや家庭などの人
間関係で極めて重要です。
この章では、「相手と競争しない」ことの大切さを学びました。お互いに勝つ道を探すことが、信頼関係を築くカギです。
🔍 行動ポイント:
- 「自分が勝つ=相手が負ける」という発想を手放す
- 会話の中で「どうすればお互いに満足できるか?」を問いかける
まず理解に徹し、そして理解される(Seek First to Understand, Then to Be Understood)
これは「聴く力」の重要性について書かれています。
多くの人は、「相手を理解する」より先に「自分をわかってほしい」と思って話してしまいま
すが、本当に信頼を得るためにはまず相手を理解することが第一歩だということを痛感しました。
🔍 行動ポイント:
- 相手の話を最後まで遮らずに聞く
- アドバイスよりも「共感」を意識して応答する
シナジーを創り出す(Synergize)
この章では「違いを力に変える」ことの素晴らしさが語られています。
意見が異なる人と話すことで、一人では辿り着けなかったアイディアや解決策が生まれる。
これは、チームで仕事をする際に大きなヒントになります。
🔍 行動ポイント:
- 自分と異なる意見に対して「違うからこそ価値がある」と捉える
- ブレインストーミングを活用して創造的な解決策を探る
刃を研ぐ(Sharpen the Saw)
最後は「自己成長の継続性」について。
身体・心・知性・精神の4つの側面から自分をリフレッシュすることで、他の6つの習慣を継続的に実践できるようになります。
🔍 行動ポイント:
- 毎日、読書・運動・瞑想など自分の「刃を研ぐ」時間を取る
- 忙しくても自分を整える習慣を持つ
実際に実践して感じた変化
私自身が「7つの習慣」を読んで実践し始めてから、以下のような変化を感じました:
- 目の前のトラブルに振り回されず、落ち着いて対処できるようになった
- 周囲の人との関係が改善し、チームワークが良くなった
- 自分の中に「軸」ができ、迷わず決断できる場面が増えた
まさに、「成功」とは単なるスキルやテクニックではなく、日々の選択と態度の積み重ねであることを実感しました。
まとめ:『7つの習慣』は一生モノの指南書
『完訳 7つの習慣』は、一度読んで終わりではなく、何度も読み返し、実践し続けることで真価を発揮する書籍です。
特に今の時代、不確実性が高く、変化の激しい世の中だからこそ、自分の軸を持ち、主体的に人生を切り開く力が求められています。
もしまだ読んでいない方がいれば、ぜひ手に取ってみてください。そして、一つずつでも「習慣化」してみてください。人生が少しずつ変わり始めるはずです。
おすすめの読み方と注意点
- 一気に読むよりも、1習慣ずつじっくり読むのが効果的
- ノートにまとめながら、自分の生活に当てはめて考えると実践しやすい
- 周囲の人とも一緒に読んで話し合うことで理解が深まる
最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございます。
少しでも、読者の方の人生に役立つ知識になれば幸いです。
いつも、当ブログをご贔屓にしていただきまして、ありがとうございます。
参考文献:
書籍:完訳 7つの習慣 人格主義の回復
著者:スティーブン・R・コヴィー
出版社:FCE(キングベアー出版)





