【感想・書評】『FPの先生!小学生の私でもわかるように、お金の増やしかた教えてえや』|お金の基本が“超やさしく”学べる!未来を変える第一歩

結論:この本は「お金に強くなる人生の教科書」だ!
もしあなたが、「お金の勉強って難しそう」「投資って怖い」と感じているなら、ぜひこの本を読んでください。
『FPの先生!小学生の私でもわかるように、お金の増やしかた教えてえや』は、そのタイトルのとおり、小学生でもわかるようにお金の増やし方や考え方を教えてくれる一冊。
でも、だからといって内容が“薄い”わけではありません。
むしろ、「誰もが知るべきお金の基本」を、これほどまでに丁寧にやさしく、かつ具体的に教えてくれる本はそう多くないのです。
この記事では、本書を読んで得られた学び・気づきをわかりやすくご紹介しながら、
「なぜ今この本を読むべきなのか?」をお伝えしていきます。

この本の特徴:「超やさしい」けど「ちゃんと本質」
本書の最大の魅力は、「お金についてまったく知識がなくても理解できるように書かれている」点です。
たとえば、
- 「投資ってどうやるの?」
- 「貯金と投資の違いってなに?」
- 「銀行に預けるだけじゃお金が増えないの?」
- 「お金持ちになる人の考え方って?」
こうした“よくある疑問”を、小学生の主人公・リオちゃんと一緒に、ストーリー形式で学べるのが本書の魅力。
しかも、話がどんどん進む中で「お金の増やし方の基本」が自然に頭に入ってくる構成になっており、「難しい専門用語」は使われず、でも内容は本格的。
大人でも「なるほど」とうなずくポイントが山ほどあります。
感想①:なぜ今、お金の勉強が必要なのか?を納得できる
本書を読んでまず驚いたのは、「なぜお金について学ばなきゃいけないのか?」という問いに対して、子どもでも納得できるような切り口で語られている点です。
たとえば、
- お金は「ただ使うもの」ではなく「自分の未来をつくる道具」
- 貯めるだけでは貧乏になる可能性もある
- 働く=お金を得る、だけではない選択肢もある
といった基本が、明るくポジティブに語られているので、読む側もワクワクしてきます。
特に「学校では教えてくれないお金のこと」について、
これだけ親しみやすく教えてくれる本は貴重です。
感想②:投資への誤解を「優しく」解いてくれる
本書では、投資=怖い・ギャンブルというイメージを持っている人に対して、
その“思い込み”をやさしく崩してくれる構成になっています。
たとえば、
- 株を買うということは「会社のオーナーになること」
- 株価の上下に一喜一憂しない投資がある
- 積み立て投資は「コツコツ型の資産形成法」である
など、堅実な投資方法の基本が非常にわかりやすく解説されています。
小学生でもわかるように説明されているけれど、
内容はNISAやiDeCoにもつながる「長期・分散・積立」の王道。
「なるほど、投資ってこういうことだったのか!」と、
目からウロコが何枚も落ちました。
感想③:「お金=幸せの道具」という価値観がすばらしい
本書の根底にあるテーマは、「お金そのものが目的ではない」ということ。
つまり、お金を増やすこと自体がゴールではなく、
その先に「どんな人生を送りたいか」が大切だということです。
この視点が、本書では一貫して描かれていて、
- お金で買える“幸せ”とは何か?
- 無駄遣いの本当の“損失”とは?
- 時間や自由をお金で買うという考え方
といった哲学的なテーマにも、やさしい言葉で触れています。
お金の話をするとき、「堅苦しい」「損得勘定ばかり」になりがちですが、
この本では「心豊かに生きるための手段」として、非常に健全に語られているのが好印象でした。
感想④:親子で一緒に読むと最強の一冊になる
本書は「小学生でもわかる」ことを前提にしているので、
親が子どもと一緒に読んで、お金についての考え方を共有するのに最適です。
子どもの「なぜ?」に答えながら、お金についてオープンに話すきっかけにもなるし、
親自身も「自分が学び直すべきこと」にたくさん気づかされます。
親子でお金の価値観をすり合わせることで、
“家庭内での金銭教育”の質がぐっと上がるのではないでしょうか。
読後に感じた「これからやるべきこと」
本書を読んで感じた「今から始めたいこと」は以下の3つです。
- 毎月の収支をしっかり見直す
お金がどこから来て、どこに消えているのかを“見える化”する。 - NISAやiDeCoなどの積立投資をスタート
無理のない範囲で「未来の自分に投資する」仕組みづくり。 - 子どもと一緒に“お金の会話”を増やす
おこづかいを「使う」だけでなく、「貯める・増やす」も体験させる。
こんな人におすすめ!
- お金に苦手意識がある初心者の方
- 子どもや家族にお金の教育をしたいと思っている人
- 投資を始めたいけど何から手をつけていいかわからない人
- 「お金=怖いもの」という思い込みを変えたい人

まとめ:お金を知れば、人生はもっと自由になる!
『FPの先生!小学生の私でもわかるように、お金の増やしかた教えてえや』は、
ただの「お金の本」ではありません。
それは、“人生の選択肢を増やすためのヒント”が詰まった一冊。
「小学生でもわかる」とは、「すべての人が理解できるレベルに落とし込まれている」ということ。
だからこそ、大人が読んでも「もっと早く知っておきたかった…!」と思えるのです。
お金に関する不安や不信をなくし、もっと前向きに・賢く・自由に生きるために。
まずはこの本から、“金融リテラシー”を学んでみてはいかがでしょうか?
📗 書籍情報
- タイトル:FPの先生!小学生の私でもわかるように、お金の増やしかた教えてえや
- 著者:佐々木裕平
- 出版社:文響社





