【成功する人はココが違う!】『やり抜く人の9つの習慣』が教える「行動を結果に変える科学的習慣」とは?

■ 結論:「やり抜く力」は才能じゃない。行動に“仕組み”を作れば、誰でも続けられる!
「また三日坊主で終わってしまった……」
「やる気が出ない日が続く……」
「自分には継続する力がないんだ……」
そんな風に自分を責めたことはありませんか?
でも安心してください。
やり抜く人には特別な才能があるわけではなく、「科学的に正しい習慣」を実践しているだけなのです。
それを証明してくれるのが、コロンビア大学のモチベーション心理学者ハイディ・グラント・ハルバーソン氏による名著
『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』です。
本書を読めば、目標達成に必要なのは「強い意志」ではなく、「具体的で再現性のある行動設計」だと腑に落ちます。
本記事では、その核心部分をわかりやすく紹介しながら、感想とともに実生活への応用法を解説します。

■ なぜこの本が「人生を変える一冊」と言われるのか?
本書は、アメリカの教育現場やビジネス界で絶賛された心理学ベストセラーであり、
実際に以下のような人たちに支持されています。
- 「目標を達成したいけど、いつも途中で挫折する」
- 「やる気の波に振り回されてしまう」
- 「もっと計画的に人生を進めたい」
ページ数は128と短く、1日で読み切れるほどコンパクトですが、内容は極めて実践的かつ科学的。
心理学の知見をベースに「目標を達成するための仕組み」が誰でもわかるように解説されています。
■ 成功する人はやっている!「やり抜く人の9つの習慣」
それでは本書の核心部分である9つの習慣を、分かりやすく整理してご紹介します。
① 目標は「具体的」に立てる
✖:「今年はもっと勉強を頑張る」
〇:「平日の夜は30分間、英語の参考書を読む」
曖昧な目標は行動に移せません。
「何を・いつ・どこで・どれくらい」やるのかを明確にすることで、脳は行動を起こしやすくなります。
② 「もし〜なら、〜する」と決めておく(実行意図)
「朝食後にウォーキングする」
「電車の中で英単語アプリを開く」
このように、特定の行動と条件をセットで決めることで、自動的に行動できるようになります。
③ 現在地より「前進度」を見る
✖:「まだ目標まで遠い…」
〇:「今日は1歩進めた!」
ゴールまでの距離よりも、「どれだけ進んだか」を意識することでモチベーションが保たれます。
④ 困難を想定し、「対処策」を準備する
「うまくいく!」と楽観するだけではNG。
むしろ「どうせ失敗することもある」と想定し、そのときどう行動するかを事前に準備しておく方が成功率が高いのです。
⑤ 才能ではなく「努力を信じる」
固定観念ではなく「成長志向(グロースマインドセット)」を持つ。
「自分には向いてない」と決めつけず、
「時間をかければ成長できる」と考えることが継続のカギ。
⑥ 意志力に頼らず「誘惑」を遠ざける
- 勉強中はスマホを手元に置かない
- ダイエット中は冷蔵庫に甘いものを入れない
「見ない・近づかない・触れない」ことで、失敗の確率は大幅に減ります。
⑦ 小さな「ご褒美」を設定する
勉強や運動の後に好きなスイーツを食べる
週に3日達成できたら映画を観るなど、ポジティブな強化が継続を支えます。
⑧ 「他者の目」を活用する
SNSや友人との約束など、誰かに目標を宣言すると達成率が一気に上がるのです。
外部のプレッシャーをうまく利用するのも、立派な戦略。
⑨ 習慣が身につくまで「反復」する
脳は同じ行動を繰り返すことで「オートモード」に入ります。
21日、60日、90日……と期間は個人差がありますが、「意識せずできる」レベルまで、まずはコツコツ繰り返すこと。
■ 読んだ私の変化と実践例
正直、最初は「こういう本って結局、気合いと根性論でしょ?」と半信半疑でした。
ですが、読後の感想は一言で言えば、
「こんなに現実的で再現性があるのか!」という驚きでした。
実際に私が実践してみたのは、
✅「朝起きたら、まず英単語アプリを3分開く」
✅「記事執筆後は、好きなYouTube動画を10分観てOK」
この2つを“実行意図+報酬”のセットで続けてみたところ、
たった1週間でも「続けることの快感」を感じ始めました。
自分が「やり抜く人間」に変わりつつある実感が得られたのは、本当に大きな成果です。
■ なぜ多くの人が「続けられない」のか?それは設計が甘いから
本書を読んでハッとしたのは、
「継続できないのは、自分の意志が弱いからではなく、“やる仕組み”が設計されていないから」だという点。
つまり、意志の力ではなく、
- いつ・どこで・何をするか(実行意図)
- 誘惑を避ける環境設計
- 成長を信じるマインドセット
といった“外側からの設計”を整えるだけで、人は誰でも目標を達成できるのです。
■ ブログ・副業・投資……あらゆる目標に応用可能
この本は、仕事や勉強に限らず、どんな分野にも応用できます。
たとえば…
- 副業ブログを続けたい人:毎日「21時から30分だけ執筆」と決め、終わったらお気に入りのスイーツを食べる
- 筋トレしたい人:朝起きて顔を洗ったら、そのまま10分間だけ運動すると決めておく
- 投資の勉強を習慣化したい人:「寝る前に10分だけ投資系の本を読む」と決めておく
行動を「条件付きでセット化」するだけで、心理的ハードルがぐっと下がります。
■ 総評:たった1冊で「行動できる人」に変わる、モチベーション心理学の決定版
この本を一言で表すなら、
「目標達成に必要なすべてが詰まった科学的な成功マニュアル」です。
- 難しい理論は一切ナシ
- コンパクトなボリューム
- 今日からすぐ実践できる習慣術
繰り返しますが、「やり抜く力」は才能ではありません。
ちょっとした設計の工夫と、正しい知識があれば、誰でも“やり抜ける人間”になれるのです。
📕 書籍情報
- 書名:やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学
- 著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- ジャンル:自己啓発/心理学/目標達成/習慣化
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