【書評】『前祝いの法則』|願いは叶う前に祝え!未来が好転する“予祝”の力とは?

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著者:ひすいこたろうさんが書かれた前祝いの法則についての記事を書いています。
◆紹介
「夢は叶ってから祝うものではない。
叶う前に祝うから、叶うのだ──」 ひすいこたろう&大嶋啓介が伝える“前祝い”の法則とは?未来を変える前向き思考の本質がここにある。
感謝と希望で人生が変わる1冊。
◆はじめに:なぜ「前祝い」なのか?
「夢は叶う前に祝うと、現実になる」
そんな少し不思議で、でもワクワクするような考え方を教えてくれるのが、本書『前祝いの法則』です。
この本は、ひすいこたろうさんと大嶋啓介さんによる共著で、「予祝(よしゅく)」という日本古来の文化を現代に応用した新しい成功法則を教えてくれます。
願いが叶う前から、すでに叶ったように祝う── それだけで、人生の流れが変わり、奇跡のような現実が動き出すというのです。
「予祝」とは何か?日本人が持つポジティブ文化
まず、本書の核となるキーワード「予祝」について解説しましょう。
「予祝」とは、農耕民族だった日本人が古来より行っていた習慣。 春に豊作を願って先に宴を開き、仲間と喜び合うことで、秋の収穫の成功を引き寄せるという風習です。
つまり、“願いが叶った未来を先取りして祝う”というもの。
著者はこの習慣に着目し、「人生の目標や夢にも応用できる」と提唱しています。
夢が叶うのを待つのではなく、先に祝ってしまえばいい。 脳は「現実」と「想像」を区別できないから、未来はその通りに引き寄せられる。
この考え方が、多くの人に勇気と希望を与えています。
なぜ前祝いで現実が変わるのか?脳と感情の力
「叶う前に祝うだけで夢が現実になるなんて本当なのか?」
そう疑いたくなる気持ちは当然ですが、本書ではその背景にある脳科学や心理学も交えて、そのメカニズムが解説されています。
人間の脳は「臨場感のある想像」をすると、現実と同じように反応します。
つまり、「夢が叶った自分をリアルにイメージして祝う」ことで、脳がすでにそれを現実として認識し始め、そこに向かう行動や判断が自然と変わるのです。
さらに、感情をともなう「感謝」や「喜び」は、潜在意識に強く働きかける力があり、未来を動かすエネルギーになるといいます。
これはまさに「感謝の力」と「潜在意識の書き換え」が、現実を変えるという考え方とつながっています。
前祝いの実践ステップ|現実を動かす行動
本書では、前祝いを日常で活用するための「予祝ステップ」が紹介されています。 その一部をご紹介すると:
■ ステップ①:願望を明確にする
ただ「成功したい」「幸せになりたい」ではなく、いつ・どこで・誰と・どうなっているのかを明確にする。
■ ステップ②:「すでに叶った」と仮定して感情を味わう
リアルな臨場感と共に、達成感・感謝・安心などのポジティブ感情を感じきる。
■ ステップ③:「叶った未来」を前祝いする
誰かと乾杯をしたり、自分自身にご褒美を贈るなど、実際の祝福を行う。
■ ステップ④:その自分として日々を過ごす
既に夢を実現した自分として、言動・態度・言葉を一致させて行動する。
このようなプロセスを経ることで、現実は次第に夢へと近づいていきます。
実話から学ぶ「前祝いの奇跡」
本書には「予祝」を実践して成果を出した実話がいくつも紹介されています。
たとえば、ある経営者がスタッフと共に「1年後の大繁盛」を想定して前祝いパーティーを開いたところ、驚くべき速度で売上が上昇し、V字回復を遂げたという話。
また、高校野球のチームが「甲子園出場が決まった」と仮定して、練習後に毎日ハイタッチと笑顔でガッツポーズをし続けた結果、本当に出場が決まったというエピソードもあります。
これらの体験談は、「前祝い」が単なる気休めではなく、願望実現を加速させる実践的なツールであることを証明しています。
筆者の実践体験|前祝いの力を感じた瞬間
私自身もこの本を読んだあと、ある目標に対して「前祝い」をしてみました。
それは、妻がTOEIC900点以上をとるということ目標に毎日頑張って勉強をしていたの
で、成功を願って目標が達成されたと仮定し、パートナーに「おめでとう!」と先に伝え、レモンサワーで乾杯しました。
その直後、本当にその目標が達成されたんですよ。
この経験から学んだのは、未来に感謝し、祝うという行動が、「自分の波動」や「出す言葉」「選ぶ行動」を確実に変化させるということです。
つまり、「前祝い」は未来の自分と今の自分をつなぐ架け橋のようなものだと実感しました。
この本をおすすめしたい人
- 自分の未来に希望を持ちたい人
- 思考のクセを変えて現実を良くしたい人
- 感謝や喜びを習慣化したい人
- 願望実現の手応えを得たい人
また、「引き寄せの法則」に興味があるが、実践方法が分からない人にも最適です。
理屈よりも行動と感情を重視した本書のアプローチは、読んだその日から実践できます。
◆まとめ “感謝の先出し”が未来を変える鍵になる
『前祝いの法則』は、願望を叶えるために必要な要素── 「潜在意識の書き換え」「感情の使い方」「ポジティブ思考」 を、誰にでも実践できる形で教えてくれます。
夢や目標があるなら、叶う前に祝ってみる。
それだけで、人生は想像以上に動き出します。
この本は「未来を変えたい」と願う全ての人に贈りたい、実践的かつ感動的な一冊でした。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
読んでいただいた皆様の人生の助けになれば幸いです。
書籍情報
書籍:前祝いの法則
著者:ひすいこたろう
出版社:フォレスト出版





