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【書評・感想】『99%の日本人がわかっていない新・国債の真実』|「借金1000兆円」の大ウソを暴く!あなたも“財政破綻論”から解放される一冊

shiro_kitsune

「日本は借金まみれ」「このままだと財政破綻」…その常識、本当に正しい?

多くの日本人が信じて疑わない「国の借金1000兆円」「子どもや孫にツケを回す」…これらの言葉を聞くたびに、なんとなく不安になっていませんか?

しかし、本書『99%の日本人がわかっていない新・国債の真実』(著者:高橋洋一)を読むと、これらの“常識”が実はミスリードであり、極めて恣意的な情報であることに気づかされます。

結論から言えば、日本は財政破綻しません。むしろ、国債は「問題」ではなく、「仕組み」であり、正しく理解すればむやみに不安になる必要はありません。

この記事では、本書の学びと読後に感じた衝撃を分かりやすくご紹介します。


【本書の概要】なぜ国債は問題ではないのか?

高橋洋一氏は、元財務官僚であり、現・嘉悦大学教授。数字に強く、かつロジカルで明快な解説に定評のある経済学者です。

本書の主張をひと言でまとめるなら、こうなります。

「日本の財政は破綻しない。なぜなら、国債は日本政府が円で発行し、日本銀行が買い支えられるから」

財務省が流す“財政危機”というプロパガンダに対して、事実をもって反論し、国民が抱える誤解を一つひとつ分かりやすく解説してくれる構成になっています。


国の借金は1000兆円」「このままだと破綻」…それ、本当に正しいですか?
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【感想1】「国の借金」という言い方はミスリード

まず驚かされるのが、「国の借金=政府の負債」であり、「日本全体の借金ではない」という事実です。

例えば、あなたが自分の財布の中に5万円あったとしても、家族全体では50万円持っていたら、家計としては困っていないはず。

日本も同様で、国債が1000兆円あっても、家計や企業、日銀を合わせれば日本は「世界一の債権国」なのです。

政府の負債(国債)=誰かの資産(国民や日銀の保有)

タイトル:99%の日本人がわかっていない新・国債の真実 著者:高橋 洋一 出版社:あさ出版

この視点に立てば、「借金で国が破綻する」というストーリーがいかに現実離れしているかが分かります。


【感想2】財政破綻はなぜ起きないのか?

財政破綻という言葉が独り歩きしていますが、高橋氏はその条件として以下を挙げています。

  1. 外貨建てで国債を発行している(=自国通貨をコントロールできない)
  2. 貿易赤字が続いている
  3. 政府が資金調達できない(市場に信認されていない)

しかし、日本はこれらすべてに該当しません。

円建て国債しか発行しておらず、貿易収支も黒字基調で、日銀が買い支える仕組みが機能しています。

つまり、「財政破綻しない構造が日本にはある」わけです。


【感想3】なぜ財務省は“嘘”をつくのか?

本書でもっとも核心的なテーマは、「なぜ財務省は財政破綻のような不安をあおるのか?」という疑問に答えている点です。

高橋氏いわく、それは「増税を正当化するため」。
国民に「大変だ」「破綻する」と思わせることで、増税(特に消費税)を受け入れさせやすくなるのです。

国民の思考停止=財務省の思う壺

99%の日本人がわかっていない新・国債の真実 著者:高橋 洋一 出版社:あさ出版

こうした仕掛けが明快に語られており、読むだけで目からウロコが落ちるはずです。


【感想4】MMT(現代貨幣理論)にも通じる内容

本書の内容は、近年話題になっている「MMT(Modern Monetary Theory)」にも近いものがあります。
「自国通貨建てで国債を発行している限り、国は破綻しない」という前提は、MMTの核心でもあります。

もちろん、無制限に国債を発行すべきではありませんが、「インフレが起きない限りは財政支出を増やせる」という考え方は、コロナ対策や景気対策において重要です。

高橋氏の説明は、MMTのような抽象理論ではなく、具体的なデータに基づいており非常に説得力があります。


【感想5】「国債=悪」ではなく「国債=政策手段」

国債を“借金”として悪者扱いする風潮がありますが、本書を読めばそれがまったくの誤解であることが分かります。

国債は、政策のために使う道具です。
景気が悪いときに支出を増やすための手段であり、国民の生活を守るための“武器”でもあります。

実際、アメリカやイギリスも莫大な国債を発行していますが、「破綻」などとは誰も言いません。

大切なのは“使い方”であって、国債そのものが悪いわけではない。

99%の日本人がわかっていない新・国債の真実 著者:高橋 洋一 出版社:あさ出版

こうした視点を持つだけで、ニュースの見方が大きく変わります。


本書を読んで変わった「お金」と「国家」の見方

読み終えたあと、私は強く感じました。

「もっと早くこの本に出会っていれば、日本の将来に過度な不安を抱かずに済んだかもしれない」

国の経済=自分の家計、のように考えてしまいがちですが、まったく構造が異なります。
国家には通貨発行権があり、インフレをコントロールするという使命もある。

そうした大きな視点を持つことが、メディアに振り回されず、本質を見抜くためには必要なのです。


【こんな人におすすめ】

  • 「日本の財政は本当にやばいの?」と思っている人
  • 税金や社会保障に不満を持っている人
  • 投資や資産運用に興味がある人
  • 財政・経済の基礎知識をわかりやすく知りたい人

【まとめ】あなたも“財政洗脳”から脱却しよう

『99%の日本人がわかっていない新・国債の真実』は、ただの経済本ではありません。
“情報に騙されないためのリテラシー”を高める教科書です。

「国債とは何か?」「日本は破綻するのか?」といった問いに、数字と論理で答えてくれる本書は、すべての日本人に読んでほしい一冊です。


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📘 書籍情報

  • タイトル:99%の日本人がわかっていない新・国債の真実
  • 著者:高橋 洋一
  • 出版社:あさ出版
  • ジャンル:ビジネス・経済・金融

ABOUT ME
しろきつね
しろきつね
ブロガー / 会社員
会社員として働くだけではリスクが大きすぎると思い、2024年にブログを開始。本が大好きで本好きの方と繋がりたい! 人生の目標は毎日ワクワク心が踊る日々を送ること。 そして静かな街で犬と猫に囲まれてのんびり平穏な日々を過ごしたい。
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