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本の感想

失敗の科学とは?──失敗を成功に変える思考法

shiro_kitsune

はじめに:マシュー・サイドとは?

マシュー・サイド(Matthew Syed)は、イギリスの著述家であり、元オリンピック卓球選

手でもあります。彼の代表作『失敗の科学』(原題:Black Box Thinking)は、失敗から学

び、成長するための方法を探る一冊として世界的に評価されています。

サイドは、スポーツ選手としての経験を活かし、ビジネス、教育、医療、航空業界など幅広

い分野における「失敗の活用法」について研究を深めました。本書では、「ブラックボックス

思考(Black Box Thinking)」という概念を提唱し、成功する人や組織がどのように失敗を

受け入れ、それを糧にして成長しているかを示しています。


「失敗の科学」とは?

『失敗の科学』は、単に「失敗を恐れるな」と言うだけの自己啓発書ではありません。サイ

ドは、航空業界や医療現場などの実例をもとに、「失敗から学ぶ文化」と「失敗を隠す文化」

の違いを明らかにし、成功する組織がどのようにして成長しているのかを説明しています。

本書の中心テーマは、「失敗を分析し、次に活かす」ことが成功への鍵であるという考え方で

す。特に、航空業界が採用している「ブラックボックス」システム(飛行機事故の原因を徹底

的に解析し、次に活かす仕組み)を成功のモデルとして提示しています。

著者:マシュー・サイド 翻訳:有枝 春 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン


ブラックボックス思考とは?

サイドが提唱する「ブラックボックス思考」とは、失敗を正直に記録し、それを分析して改

善するプロセスのことです。この考え方は、航空業界における「フライトレコーダー(ブラッ

クボックス)」の仕組みから着想を得ています。

ブラックボックス思考のポイント

  1. 失敗を隠さない
    • 医療業界では、多くの医師が自らのミスを認めたがらない傾向があります。その結果、同じミスが繰り返される。しかし、航空業界では事故が発生した際にブラックボックスのデータを詳細に分析し、次に活かす文化があります。
  2. 小さな失敗を積み重ねて学ぶ
    • スポーツの世界では、トップアスリートほど失敗を振り返り、微調整を重ねています。サイド自身も卓球選手時代、試合のビデオを見て徹底的に反省することでスキルを向上させていました。
  3. 失敗を「成長のチャンス」と考える
    • 失敗を個人の能力不足と捉えず、「改善すべきデータ」として分析することで、よりよい結果を生み出すことができます。

「失敗の科学」から学べること

『失敗の科学』では、さまざまな業界の事例をもとに、ブラックボックス思考の重要性を説明しています。特に印象的なエピソードをいくつか紹介しましょう。

1. 航空業界と医療業界の違い

航空業界では、事故が発生するとブラックボックスを解析し、ミスの原因を徹底的に追求し

ます。その結果、飛行機事故の発生率は年々低下しています。一方、医療業界では医師が自ら

のミスを認めたがらず、同じ過ちが繰り返されることが多いのです。もし医療現場でもブラッ

クボックス思考を取り入れれば、医療ミスは大幅に減少するかもしれません。

2. イギリスの自動車教習の改善

イギリスでは、かつて自動車の教習制度に問題がありました。しかし、事故データを徹底的

に分析し、教習の内容を改善することで事故率を低下させることに成功しました。このよう

に、失敗から学び、それをシステムとして改善することが重要なのです。

3. スポーツ選手の成長プロセス

スポーツの世界では、成功する選手ほど過去の失敗を振り返り、次の試合に向けて戦略を調

整します。例えば、サッカー選手が試合の映像を見直し、改善点を見つけるように、ビジネ

スや教育の現場でも失敗の分析は欠かせません。


私たちの生活にどう活かせるか?

『失敗の科学』の考え方は、個人の成長にも役立ちます。たとえば、以下のような場面でブラックボックス思考を取り入れることができます。

  1. 仕事のミスを振り返る
    • ただ「失敗した」と落ち込むのではなく、「なぜ失敗したのか」「次どう改善できるか」を考えることが大切です。
  2. 学習の方法を見直す
    • 例えば、試験で間違えた問題を分析し、理解を深めることで、次回の成績向上につなげられます。
  3. 人間関係のトラブルを改善する
    • コミュニケーションのミスがあった場合、相手の反応を分析し、次回は違うアプローチを試すことで、より良い関係を築くことができます。

仕事のミスを振り返ること、これはめちゃくちゃ重要で会社員をしている方だとミスをした

時に始末書を書くと思いますが、その時にミスした状況を鮮明に思い出し上司としっかり話

し合うことで同じミスを防ぐことができます。私自身入社1年目の時はミスの連発で始末書

をよく書き社長に直接持って行きよく怒られましたが(笑)そのおかげで今ではミスを年間1回

有るか無いかまでミスを減らすことに成功しました。


まとめ

マシュー・サイドの『失敗の科学』は、「失敗を受け入れ、それを活かすことで成長できる」

という重要なメッセージを伝えています。航空業界のブラックボックスのように、失敗を隠

さず、分析し、次の成功につなげることが、個人や組織の成長には欠かせません。

日本では失敗をすることはよく無いことと教わりますが、人間ですので失敗しない人はいま

せん。

絶対にどんな人も失敗します。

失敗を恐れて行動に移せない方も中にはいると思いますが、失敗を恐れずどんどん挑戦して

ください!

失敗をしたとしても同じ失敗を繰り返さなければ大丈夫です。

それに成功している人の共通点を挙げると失敗している数が多いんです。

いっぱい失敗してそれを経験に変えてどんどん成長していっているんです!

私たちも、日常生活や仕事の中でブラックボックス思考を取り入れ、小さな失敗を成長の糧

にしていきましょう。

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しろきつね
しろきつね
ブロガー / 会社員
会社員として働くだけではリスクが大きすぎると思い、2024年にブログ副業を開始。目標は毎日ワクワク心が踊る日々を送ること。 そして静かな街で犬と猫を飼ってのんびり平穏な日々を過ごしたい。
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