MENU
本の感想

自分の人生に「旅心」はあるか?

shiro_kitsune

『ライフトラベラー 人生の旅人』で出会った、心が自由になる旅のような生き方


◆ はじめに:人生を“旅”だと思ったこと、ありますか?

あなたは今、どんな場所で、どんな日々を生きていますか?

  • 同じ毎日の繰り返し
  • 仕事に追われて、自分のことは後回し
  • 何のために頑張っているのか分からなくなるときがある

もし、そんな風に感じたことがあるなら

この本は、きっとあなたの心に「風」を吹き込んでくれるはずです。

今回ご紹介するのは、作家・喜多川泰さん

『ライフトラベラー 人生の旅人』という物語。

読み終えたとき、私は思いました。

「もっと自由に生きていいんだ」って。


◆ 著者・喜多川泰さんとは?

喜多川泰(きたがわ やすし)さんは、数々のベストセラーを持つ人気作家。

代表作には『君と会えたから…』『手紙屋』『賢者の書』などがあり、どの作品も“心に響く人

生の物語”として高く評価されています。

彼の作品の最大の魅力は、優しい言葉で深い気づきをくれること。

「人生に迷っている」「今のままでいいのか不安」——

そんなときに読むと、不思議と涙が出そうになるほど心に染みてくるんです。

本作『ライフトラベラー 人生の旅人』もまさにその代表作と言えるでしょう。


◆ 本書はどんな物語?【ネタバレなし】

主人公は、「自分の人生に満足していない」ある若者。

毎日働いて、なんとなく暮らして、それなりに不満もあるけれど、

「まぁこんなもんか」と納得したふりをして生きている。

そんな彼が、とある“旅人”との出会いをきっかけに、

自分自身の生き方と向き合う旅に出ることになります。


この物語には、

✅ 深い哲学も
✅ 現実的なアドバイスも
✅ 人生を豊かにするヒントも

すべてが“旅”という形で、静かに、美しく描かれているのです。


◆ 本書のテーマ:人生は旅だ。だからこそ、自由に歩こう

『ライフトラベラー』は、「人生=旅」というメタファー(隠喩)を軸に展開されます。

喜多川さんは、こう語ります。

人生は、計画通りにいくものではない。
でも、どんな道も「旅の一部」として捉えれば、それはすべて意味のある経験になる。

参考文献 書籍:『ライフトラベラー 人生の旅人』 著者:喜多川 泰 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

「旅人」として人生を歩むという考え方は、

仕事・人間関係・お金・キャリア——

あらゆる悩みに対して、新しい視点と自由さを与えてくれます。


◆ 読んでいて心に響いたこと3選

①「旅人は、地図を持たずに歩く勇気を持っている」

計画どおりにいかないと不安になるのが、私たちの常です。

でも喜多川さんは、

“地図のない旅こそ、人生の醍醐味”だと語ります。

  • 予定通りじゃなくてもいい
  • 回り道も、道草も、全部が“自分の旅”になる

この言葉に、ふと肩の力が抜けました。

「遠回りばかりしてきた自分の人生も、意味があったのかもしれない」と思えたんです。


②「他人の人生を生きていないか?」

これは、かなりグサッと刺さった言葉です。

  • 世間体のいい会社に入った
  • 家族に褒められたくて資格を取った
  • 友達と同じような暮らしをして安心していた

それって本当に「自分の選んだ道」だったのか?

“旅”をしているつもりが、実は“ツアー”に参加しているだけだったんじゃないか?

この問いかけが、私の中の「生き方の軸」を揺さぶってくれました。


③「旅には、“寄り道”というごちそうがある」

キャリアや人生設計をしていると、どうしても「効率」「最短ルート」を求めてしまいます。

でも本書は、「寄り道」こそが人生を豊かにすると教えてくれます。

例えば、

  • やりたい仕事に就けなかった
  • 恋愛で失敗した
  • 挫折を経験した

そんな経験こそが、自分という人間を深める旅の風景になるんです。


◆ 読後に残るのは「生きることが、ちょっと楽しみになる気持ち」

読み終えたあと、私はすぐに本を閉じず、しばらく余韻に浸っていました。

派手な展開があるわけではないけれど、

静かに心に染み渡っていくような言葉たちに包まれて、

“自分の人生をもう少し愛してみようかな”と思えたからです。

この本は、何かを決めてくれる本ではありません。

でも、何かを始めたくなる本です。


◆ こんな人におすすめ!

  • 毎日が「同じことの繰り返し」でつまらない
  • 何かを変えたいけど、何から始めればいいかわからない
  • 人生に少し疲れている
  • 自分の夢を忘れかけている
  • 旅が好きな人/旅に出たいと思っている人

どれか一つでも当てはまるなら、ぜひこの物語を手にとってみてください。

きっと心に火が灯る瞬間があります。


◆ 読書という“旅”を通して、自分の人生を旅しよう

喜多川泰さんの『ライフトラベラー』は、

物語を通して「人生の旅の意味」をそっと教えてくれるような一冊です。

それは、まるで心の中にコンパスを渡されるような感覚。

「こっちに行ってみようか」と、自分の意思で一歩踏み出したくなる。


人生に正解なんてない。

でも、自分が選んだ道なら、それはきっと“正解の旅路”になる。

そんなことを静かに、でも確かに感じさせてくれる物語です。


📘 参考文献

書籍:『ライフトラベラー 人生の旅人』

著者:喜多川 泰

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン


📚 旅をするように、人生を歩いてみよう。
読めば、心が軽くなる1冊。

ABOUT ME
しろきつね
しろきつね
ブロガー / 会社員
会社員として働くだけではリスクが大きすぎると思い、2024年にブログを開始。本が大好きで本好きの方と繋がりたい! 人生の目標は毎日ワクワク心が踊る日々を送ること。 そして静かな街で犬と猫に囲まれてのんびり平穏な日々を過ごしたい。
記事URLをコピーしました