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【感想・書評】『記憶脳』覚える力は鍛えられる!──脳科学に基づいた“記憶力向上法”の決定版

shiro_kitsune

結論:記憶力は才能ではなく「生活習慣」と「脳の使い方」で劇的に伸ばせる!

「年齢とともに物覚えが悪くなった」「勉強してもすぐ忘れる」「昨日の予定すら思い出せない」──そんな悩みを抱えるすべての人に、ぜひ読んでほしいのが、精神科医・樺沢紫苑氏の著書『記憶脳』です。

本書の最大の魅力は、「記憶力は才能ではなく“鍛える力”である」と明確に示し、そのための具体的で再現性の高い方法を、科学的根拠とともにやさしく解説している点にあります。

この記事では、私自身が『記憶脳』を読んで得た学びと実践、そしてその効果を、以下の3つの視点からレビューします。

1. 「記憶の仕組み」を知れば、覚えるのがラクになる!

『記憶脳』の冒頭で語られるのは、「記憶=単なる暗記ではない」という驚きの事実です。

記憶の3ステップ

  • 記銘(インプット):情報を脳に入れる
  • 保持(ストレージ):情報を脳にとどめておく
  • 想起(アウトプット):必要なときに取り出す

この「記憶の3ステップ」を知ることで、自分の記憶力が「なぜうまく働かないのか」「どこで詰まっているのか」が見えるようになりました。

とくに印象的だったのは、「記憶力は、アウトプットで決まる」という樺沢氏の主張。

覚えたことを思い出す訓練をすることが、記憶を強固にする最大のコツだというのです。

私もこの理論に従い、読書後に「3行要約」をノートに書き留める習慣をスタート。

その結果、以前よりも本の内容を長く、深く記憶できるようになったと実感しています。

2. 科学的に証明された「記憶力アップ習慣」がすぐに使える!

『記憶脳』の中心に据えられているのが、「記憶力を鍛える7つの生活習慣」と「12の記憶テクニック」です。

どれも難しいものではなく、今日からすぐに取り入れられるものばかり。

記憶力アップに効く3つの柱

  • 運動:有酸素運動が脳に効く。海馬(記憶を司る器官)を活性化。
  • 睡眠:記憶は寝ている間に整理・定着される。
  • 復習:24時間・1週間・1か月のタイミングで行うと最も効果的。

私自身、朝のウォーキングを日課にし、読書後に簡単な要約を書き、夜寝る前に読み返すことで、確実に記憶力が高まっているのを感じています。

また、本書で紹介されている記憶テクニックには以下のようなものがあります。

  • ストーリーメモリー法
  • ペグ法
  • イメージ連結法
  • メンタルマップ(マインドマップ)
  • アウトプット習慣(人に話す・ノートに書く)

とくに人に説明する」ことの効果は絶大で、私は読後に家族や友人に内容を話すようにしています。

話すことで自然に整理され、記憶の定着率が格段に上がりました。

3. 「記憶力は才能ではない」──脳は、使い方で変えられる!

本書で最も勇気づけられたのは、記憶力は“生まれつきの才能ではない”という事実です。

樺沢氏は、「筋肉と同じで、脳も使えば鍛えられる」と繰り返し説いています。そしてその鍛え方は「正しい方法で、継続すること」。

記憶の筋トレ=アウトプット習慣

  • 声に出す
  • 書き出す
  • 誰かに話す

これらのアウトプットを継続するだけで、記憶力は加速度的に伸びていきます

しかも、やればやるほど自信がつき、記憶に対する不安が消えていくという好循環に入れるのです。

たとえば、「3行要約」の習慣を1週間続けただけで、「あれ、どこに置いたっけ?」「誰と何を話したっけ?」という日常的な記憶ミスが減ったのを実感しました。

読後に私が実践している「記憶習慣」3つ

① 朝のウォーキング(20分)

脳を目覚めさせ、集中力と記憶力を高める

朝日を浴びることでセロトニンも分泌され、メンタルにも良い影響。

② 3行要約メモ

読んだ本をたった3行で要約するだけ

アウトプットの練習になり、内容の理解も深まる。

③ 就寝前の軽い復習(5分)

一日の終わりに、日中の学びをざっと見返す

寝ている間に脳が情報を定着させてくれる。

樺沢紫苑流・記憶法の本質とは?

この本が他の記憶術関連書と一線を画す理由は、「なぜその方法が効くのか」をしっかり説明してくれている点です。

医学的・心理学的な知見がベースになっているので、納得して実践でき、続けやすい。

また、「記憶力が上がることで、人生全体のクオリティが上がる」というメッセージも強く印象に残りました。

たとえば…

  • 人の名前をすぐに思い出せる → 人間関係が円滑に
  • 忘れ物が減る → 自己肯定感アップ
  • 会話で前の内容を覚えている → 信頼を得やすい

記憶力を鍛えることは、仕事や勉強だけでなく、日常のあらゆる場面で“人生の武器”になるのです。

まとめ:記憶力を鍛えれば、未来は変えられる

『記憶脳』は、記憶力に不安を抱えるすべての人に贈る、「読むだけで脳が変わる一冊」です。

・アウトプットの重要性
・記憶のメカニズム
・生活習慣との関係
・再現性の高い記憶術

これらをバランスよく網羅した本書は、単なるテクニック本にとどまらず、「生きる力を高める指南書」として非常に価値があります。

勉強中の学生、ビジネスパーソン、主婦、中高年──すべての世代にとって、“読む価値”のある内容です。

記憶力に悩むあなたへ。
記憶力は、変えられます。
そして、人生もきっと変わっていきます。

📕 書籍情報

  • 書籍名:記憶脳
  • 著者:樺沢紫苑
  • 出版社:サンマーク出版

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