なぜあの人は出世するのか?20代で知りたかった「思考法」を今さら学んだ話

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「努力しているのに、なぜか伸びない」そんな悩みを抱えたことはありませんか?
社会人になって数年。頑張っているつもりなのに、なぜか評価されるのは隣のデスクのあの人——。
「あの人と自分、何が違うんだろう?」
そんな疑問を持ったことがあるビジネスパーソンは多いはずです。かくいう私もその一人でした。
先日、ふと手に取った一冊の本が、そんな過去のモヤモヤを一気に解き明かしてくれました。
それが、寺澤伸洋さんの『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』です。
GAFA部長が語る「凡人が逆転するための武器」
著者の寺澤伸洋さんは、決してエリート街道を歩んできたわけではありません。
むしろ「普通のサラリーマン」だった彼が、20代である“思考法”を身につけたことで、キャ
リアを大きく飛躍させ、ついには世界的IT企業GAFAの部長職に転職するまでに至ったというのです。
この本は、いわゆる「自己啓発本」や「成功者の武勇伝」とは違い、再現性のある具体的な思考法が紹介されています。
読んでいて「これなら自分でもできる!」と思える内容が多く、まさにビジネスパーソン必読の一冊だと感じました。
刺さった思考法ベスト3 〜20代の自分に教えたい〜
本書の中で特に印象に残った思考法を、私自身の経験と照らし合わせながらご紹介します。
①「目的思考」ー作業人間になるな
寺澤さんが繰り返し強調しているのが「目的を常に意識すること」です。
例えば、上司から資料作成を頼まれたとき、多くの人は「とりあえず指示通りに作る」ことに集中しがち。
でも、重要なのは「その資料が何のために使われるのか?」を考えること。
私も20代の頃、言われたことを正確にこなすことが「評価される道」だと信じていました。
でも、結果は“無難”な評価止まり。
今思えば、「何のために?」を考えずに動いていたから、価値ある成果を出せていなかったんです。
寺澤さんは、「目的を意識することで、余計な作業を減らし、本当に求められる成果に集中できる」と語っています。
これを知っていれば、無駄な残業もかなり減っていたでしょうね…(苦笑)。
②「感情と事実を切り離す」ー冷静さは武器になる
職場で理不尽なことを言われてイラッとした経験、誰しもありますよね。
私も若い頃、感情的になって失敗したことが何度もあります。
この本では、「感情」と「事実」を切り離して考えることの重要性が語られています。
上司に叱られたとき、「ムカつく!」で終わるのではなく、「なぜ指摘されたのか?」という事実に目を向けること。
感情に流されず、冷静に対処できる人こそが信頼を勝ち取る——これは、今の私も意識していることです。
「感情で動くな、事実で動け」
この言葉は、ビジネスの現場で何度も自分を助けてくれました。
③「常に改善を意識する」ー昨日の自分を超える習慣
寺澤さんは、凡人が成長する唯一の方法として「改善力」を挙げています。
一気に成長しようとするのではなく、毎日1%でも前に進むこと。
この積み重ねが、数年後に大きな差になると。
正直、私は20代の頃「なんとなく毎日を過ごす」ことが多かったです。
目の前の仕事をこなすだけで、成長している実感もなく、気づけば数年経過……。
でも、この「改善思考」をもっと早く知っていれば、日々の仕事の取り組み方が変わっていたはず。
例えば、
「今日の会議、もっと短縮できたよな」
「このメールの伝え方、わかりにくかったかも」
そんな小さな振り返りを習慣化するだけで、確実にレベルアップできます。
20代の自分に言いたい。「考え方」を変えろ
この本を読んで強く感じたのは、スキルや知識以上に「思考法」が大事だということです。
20代の頃は、「もっと技術を身につけなきゃ」「資格を取らなきゃ」と外側ばかり追いかけていました。
でも、本当に差がつくのは「物事の捉え方」や「考え方」。
寺澤さんのように、思考法を武器にすることで、環境やチャンスは後からついてくるんだと実感しました。
もしタイムマシンがあれば、20代の自分にこの本を渡したいですね(笑)。
今からでも遅くない。「思考法」は一生の財産
この記事を読んでいるあなたが、もし
「今さら考え方を変えても遅いかな…」
と思っているなら、それは大きな誤解です。
寺澤さん自身、20代で思考法を磨きつつも、40歳でGAFAに転職しています。
つまり、思考を変えるのに「遅すぎる」なんてことはないんです。
この本は、若手だけでなく、30代・40代のビジネスパーソンにも大いに刺さる内容でした。
日々の仕事に行き詰まりを感じている方には、ぜひ一読をおすすめします。
おまけ:思考法を「読んで終わり」にしないための3つの習慣
- 毎朝「目的」を確認する時間を作る
仕事を始める前に、今日のタスクの「目的」を一言でメモするだけで、無駄な作業が減ります。たった5分で効率UP! - 感情的になったら“5分ルール”
イラっとしたら、すぐ反応せず5分置く。これだけで、冷静な対応ができるようになり、無駄な衝突も回避できます。 - 1日の終わりに「1%改善」を書き出す
日報やメモ帳に「今日、改善できること」を一つだけ書く習慣。これが積もると、自分でも驚くほど成長を実感できます。
こうした小さな習慣を続けることで、寺澤さんの思考法が「自分のもの」になっていきます。
本を読んで満足せず、実践→改善→定着を意識してみてください!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
この記事が少しでも参考になれば幸いです!
参考文献
書籍:40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法
著者:寺澤伸洋
出版社:KADOKAWA





