【心の使い方で運命が変わる】『ほんとうの心の力』中村天風|潜在意識を書き換えて願望実現する方法とは?

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中村天風さんが書かれた書籍「心の使い方で運命が変わる」を紹介しています。
はじめに:心こそ、人生を変える最大の武器である
「人生がうまくいかないのは、環境や才能のせいではない。心の使い方が間違っているからだ」
中村天風の『ほんとうの心の力』を読み終えたとき、私はこの言葉の重みにしばらく言葉を失いました。
本書は単なる自己啓発本ではなく、読むだけで「心の軸」が整う“生き方の教科書”です。
ストレス社会に生きる私たちが、“迷いなく”自信を持って前に進むための“心の操縦法”が詰まっています。
この記事では、実際に読んで感じたことや学び、そしてそれを日常にどう活かせるかを整理してお伝えします。
中村天風とは?思想家であり、実践者であり、偉人
まず著者・中村天風について簡単にご紹介しましょう。
明治・大正・昭和を生きた中村天風さんは、実業界や政界の著名人にも多くの影響を与えた“人生哲学の第一人者”です。
若い頃は軍人として諜報活動に従事し、のちに肺結核を患い死の淵をさまよいます。
そこから心身の探究を始め、インドでヨーガの奥義を学び、心と体を一体として調和させる「心身統一法」を確立。
のちに松下幸之助、稲盛和夫、本田宗一郎ら、そうそうたる成功者たちが天風門下に名を連ねました。
『ほんとうの心の力』の核:運命を変えるのは「心の態度」
本書全体を通じて最も強く伝わるメッセージは、「運命は心によって決まる」ということです。
天風氏は語ります。
「人生のあらゆる出来事は、あなたの心の使い方次第で意味が変わる。」
この一文に、本書のすべてが詰まっています。
病気、失敗、人間関係の悩み——それらをどう“受け取るか”によって、現実の質は180度変わるのです。
これは近年流行している「引き寄せの法則」にも通じる考え方です。
ポジティブな思考を持ち続けることで、望む現実が引き寄せられるというあの法則。
実は中村天風は100年以上前から、それを実践していたのです。
潜在意識の書き換えがカギとなる
私たちの行動や判断の多くは、無意識のうちに行われています。
この“無意識”こそが潜在意識です。
中村天風さんは、この潜在意識にネガティブな情報が蓄積されている限り、人生は好転しないと断言します。
そのためには、日常的に“言葉”と“思考”を変えていくことが必要です。
潜在意識を書き換える方法
- 朝、鏡の前で「私はできる」「私は大丈夫」と声に出す
- 不安や迷いがよぎったとき、深呼吸して「これは成長の機会だ」と言い換える
- 小さな成功体験を毎日意識して確認する
潜在意識は、繰り返しの刺激に反応します。
だからこそ、ポジティブ思考を“習慣化”することが、心の書き換えには欠かせません。
ポジティブ思考は意識して育てるもの
「ポジティブな人は、もともと前向きな性格だから」と思われがちですが、それは誤解です。
本書を通じて感じたのは、ポジティブ思考とは“技術”であり“習慣”であるということ。たとえば中村天風は、次のように述べています。
「人は思った通りの人間になる。だから、思いを正せば運命も正される。」
ポジティブな思考を意識的に育てていけば、心が変わり、行動が変わり、結果として人生そのものが変わっていきます。
ネガティブになったときにこそ、「今こそ自分を鍛えるチャンス」と思えるかどうか。
そこに本当の強さが宿るのだと、中村天風さんは教えてくれます。
感謝の力が心を育てる
『ほんとうの心の力』では、「感謝」というテーマも非常に重要な位置を占めています。
中村天風さんは、「すべての出来事を“ありがたい”と思えるようになったとき、人は真の自由を手に入れる」と語っています。
たとえば、
- 渋滞に巻き込まれた→「ゆっくり考える時間が持てた」
- 人間関係でトラブルがあった→「相手との違いに気づけた」
このように出来事を前向きに捉え、感謝できる心が育つと、自分の心の“揺らぎ”が減っていきます。
感謝は精神の安定剤であり、また周囲との関係を円滑にする最強のコミュニケーションツールでもあります。
願望実現に必要なのは「信じ切る力」
人が目標や夢を叶えるとき、一番の障害になるのは「自分で限界を作ってしまう心」です。
中村天風さんは、「疑う心」が夢を曇らせると繰り返し語っています。
願望を実現するには、自分の夢を誰よりも自分が信じること。
そしてそのために心を整え続ける努力が必要です。
- 他人に何を言われても、心の中で「自分はできる」と言い続ける
- 結果がすぐ出なくても、「必ず実る」と信じて行動をやめない
- 途中の苦しみも、「成功の布石」として捉える
こうした心の在り方が、願望実現のための原動力になるのです。
実践して感じた心の変化
私自身、読後から毎日「ポジティブな言葉」を意識的に使うようになりました。
たとえば、「疲れた」ではなく「今日もよく頑張った」、「うまくいかなかった」ではなく「次はもっと良くなる」と言葉を変えるだけで、不思議と気持ちが軽くなるのです。
また、寝る前に「今日あった3つの感謝」をノートに書くようにしたところ、よく眠れるようになり、日中も前向きな感情が長続きするようになりました。
これはまさに、「潜在意識の書き換え」と「ポジティブ思考の習慣化」がもたらす恩恵だと実感しています。
まとめ:心が変われば、人生の風景も変わる
『ほんとうの心の力』は、どんな境遇にあっても、心の使い方ひとつで人生を変えられることを教えてくれる一冊です。
- ポジティブ思考を育て、日常を明るく照らす
- 潜在意識を書き換えて、ブレーキを外す
- 感謝の心で、人と自分の関係を豊かにする
- 願望実現に向けて、信じ切る力を持ち続ける
- 引き寄せの法則を活かし、望む未来を引き寄せる
どれもすぐに取り入れられる“生き方の技術”です。
心は目に見えないけれど、もっとも現実を変える力を持っている。
そう確信できるようになりました。
あなたもぜひ、『ほんとうの心の力』を手に取り、毎日の心の使い方を見直してみてください。
それだけで、人生の風景は驚くほど変わるはずです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
この知識であなたの人生が良くなることを願っています。
📗書籍情報
書籍:ほんとうの心の力
著者:中村天風
出版社:PHP研究所





