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【書評・感想】『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』｜忙しい人のための最適解！シンプルで強い資産運用法とは？
shiro_kitsune
「投資って何から始めればいいの？」
「毎日チャートを見るのはムリ…」
「でも将来が不安でお金を増やしたい」
そんなあなたにこそ読んでほしいのが、山崎元氏の名著『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』です。
金融のプロ中のプロである山崎氏が、面倒な手間や専門知識を一切省いた「シンプルで合理
的な資産運用法」を提案してくれる本書は、まさに“真の初心者向け投資バイブル”。
本記事では、投資初心者から中級者にまで広く役立つこの一冊の魅力を、以下の観点から詳しくご紹介します。
Contents
本書の基本情報
- タイトル：全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
- 著者：山崎元（経済評論家／楽天証券経済研究所 客員研究員）,水瀬ケンイチ
- 出版社：朝日新聞出版
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なぜ「ほったらかし」が最強なのか？
山崎氏が繰り返し説くのは、「投資は“努力”や“才能”で差がつくものではない」ということ。
むしろ、市場に振り回される素人の判断こそが最大のリスクであり、最小限のコストで“市場
全体”に投資し続けることが、最終的に大きな差を生むという事実です。
✔ 投資に必要な「3つのS」
- Simple（シンプル）
- Small cost（低コスト）
- Smart（合理的）
本書では、これらを満たす商品・方法を具体的に紹介しており、金融リテラシーがない人でも無理なく実践できるようになっています。
印象に残ったポイント①：「投資信託はたった1本でいい」
本書のキモとなるアドバイスのひとつは、「投資信託は迷わず1本に絞れ」という主張です。しかもその1本とは——
eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）
タイトル：全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
著者：山崎元（経済評論家／楽天証券経済研究所 客員研究員）,水瀬ケンイチ
出版社：朝日新聞出版
著者：山崎元（経済評論家／楽天証券経済研究所 客員研究員）,水瀬ケンイチ
出版社：朝日新聞出版
このファンド1本で、アメリカ・日本・欧州・新興国を含めた“全世界の成長”に乗れるという、まさに「全部入りインデックスファンド」。
なぜこれが良いのか？ 理由は明快です。
- 全世界の時価総額加重で分散投資されている
- 信託報酬が業界最低水準（0.1%前後）
- 自分でリバランス不要
- 為替リスクや地域配分を気にしなくてOK
つまり、「1本買って、あとは放っておくだけ」でいい。
これが山崎氏が唱える「究極のほったらかし投資」です。
印象に残ったポイント②：「NISA・iDeCoの賢い使い方」
投資初心者にとって難関なのが、NISAやiDeCoといった税制優遇制度の活用方法。
本書では、これらの制度をどの順番で、どのように活用すればよいかもシンプルに解説されています。
✅ 新NISA（つみたて投資枠＋成長投資枠）の活用法
山崎氏のおすすめはこうです：
- まずはつみたて投資枠で、オルカン（全世界株式）を毎月積立
- 余裕があれば、成長投資枠も同じファンドを買う
iDeCoについても、「節税メリットは大きいが、使い勝手に制限がある」とした上で、年齢・職業別に最適な選択肢が示されており非常に実践的です。
印象に残ったポイント③：「リスクとは“値動き”ではなく“失敗”」
投資において最も怖いのは“暴落”と思いがちですが、山崎氏は次のように語ります。
「投資で失敗するのは、値下がりではなく“変な行動”」
タイトル：全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
著者：山崎元（経済評論家／楽天証券経済研究所 客員研究員）,水瀬ケンイチ
出版社：朝日新聞出版
著者：山崎元（経済評論家／楽天証券経済研究所 客員研究員）,水瀬ケンイチ
出版社：朝日新聞出版
つまり、リスクは価格変動ではなく、自分の感情に負けて売ってしまう“行動”にあるのです。
そのためにも、最初に正しい設計をし、感情に左右されない仕組みを作っておくことが大事と強調されています。
本書の構成と読みやすさについて
章立ては次のように整理されており、どこから読んでも理解しやすい構成です。
- 投資の基本の「キ」
- 金融商品との付き合い方
- NISA／iDeCoの賢い使い方
- 投資信託1本で完了する方法
- 余裕資金の運用・個別株との向き合い方
- 資産配分と出口戦略
- よくある質問と誤解
どの章も平易な言葉で書かれており、難解な金融用語は最小限。
専門用語には注釈がつき、具体的な商品名や比較データもあるため非常に親切です。
この本は誰におすすめか？
本書は次のような人に特におすすめです。
- 投資に興味はあるが、何から始めていいかわからない人
- 忙しくてチャートを毎日見る時間がない会社員・主婦
- 老後資金を準備したいがリスクが怖い人
- 難しいことを考えずに、着実にお金を増やしたい人
逆に、以下のような方には物足りないかもしれません。
- 短期売買で一攫千金を狙いたい人
- 高配当株やREIT、個別株投資に重きを置く人
- 投資に“刺激”や“ゲーム性”を求める人
読んで得られた「人生の視点の変化」
読み終えて私が得た最大の気づきは、「投資とは“行動の管理”である」という点です。
多くの人は
「もっと良い商品を探すこと」
「タイミングを当てること」
に躍起になりますが、それは“運”や“予想”に依存する不確実な手段です。
山崎氏の教えは、「自分のコントロールできること＝コスト、資産配分、行動」に集中すること。
これこそが、長期的に勝つための最善の方法だと心から納得しました。
よくある疑問Q&A
Q. 今から始めても遅くない？
→ A. 全然遅くありません。時間を味方にするのが投資の基本。始めた瞬間が“最も早いタイミング”です。
Q. 毎月いくらから始めればいい？
→ A. 1,000円でもOK。積立額より「継続」が大事です。
Q. 下がった時どうすれば？
→ A. 放っておいてください。むしろ「安く買えてラッキー」と考えるのが正解です。
※投資は自己責任です。余剰資金で始めることをオススメします。
このブログを読んで投資に興味を持った方は、まず家計管理から始めてください。
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関連書籍も要チェック！
- 【新NISA対応】『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください！』（山崎元・著）
- 『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』（高橋ダン・著）
まとめ：投資の「完成形」がここにある
『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』は、投資における迷いや不安をすべて解消してくれる、“人生に一度は読んでおきたい投資本”です。
- 余計な手間も知識も不要
- 月1回の積立設定だけでOK
- 感情に左右されず、機械的にお金が増えていく
これほどまでにシンプルで、再現性が高く、信頼できる投資法は他にありません。
もしあなたが「投資を始めたいけど不安」「もっと楽に資産運用をしたい」と感じているなら、本書こそがその答えです。
📚 投資に不安を感じるすべての人に、本書を強くおすすめします。
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会社員として働くだけではリスクが大きすぎると思い、2024年にブログを開始。本が大好きで本好きの方と繋がりたい！
人生の目標は毎日ワクワク心が踊る日々を送ること。
そして静かな街で犬と猫に囲まれてのんびり平穏な日々を過ごしたい。
