【書評】脳の力で夢が勝手に動き出す!『新版 自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』感想レビュー

◆結論:成功は「脳の使い方」で決まる
「どうせ無理」「自分には無理」──そう思っている限り、夢は叶いません。
本書『新版 自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』は、そんなネガティブな思考を、科学的に“書き換える”ための一冊です。
著者アラン・ピーズは、世界的なボディランゲージの専門家でもあり、脳科学・心理学に精通した行動研究家。
本書では、脳の「RAS(網様体賦活系)」というフィルター機能を活用することで、夢の実現を自動化する方法を具体的に紹介しています。
読み進めるうちに、「夢は努力よりも“脳の使い方”で決まる」と確信させられました。
◆本書の概要:夢を叶えるのは“脳のプログラム”
●キーワードは「RAS」=夢を選別する脳のアンテナ
「RAS(Reticular Activating System)」とは、膨大な情報から“必要なものだけ”を無意識に選び取る脳内フィルターのこと。
たとえば、欲しい車を決めた途端に街中でその車ばかり見かける──それもRASの働きです。
このRASを活性化させることで、「夢に必要な情報」「チャンス」「人脈」が自動的に脳に届くようになります。
つまり、“脳を夢モード”に切り替えることで、目標達成が加速していくのです。
●成功者は「見る夢」を“明確に書く”習慣を持つ
著者は「紙に夢を書く」ことの重要性を繰り返し説いています。
夢はただ思い描くだけでは不十分。
具体的に「いつ・どこで・どうなっているか」まで明確に言語化することで、脳の検索エンジンであるRASが働き始めるのです。
◆心に残ったポイント3選
①「夢」は“設定”するもの──ぼんやりした願望は叶わない
夢や目標は、思い浮かべるだけでは脳にインプットされません。
たとえば「お金持ちになりたい」ではなく、「○年○月までに、月収100万円を達成している」など、具体的な目標設定が必須。
アスリートや起業家が目標を“見える化”して行動しているのも、RASを意識的に働かせている証拠です。
②「否定語」は使わない──脳は“肯定形”しか理解しない
たとえば「ミスをしないようにしよう」と思っても、脳は“ミス”というキーワードを拾ってしまいます。
だからこそ、「成功する」「スムーズに話す」といった、ポジティブで肯定的な言葉で自己暗示をかける必要があります。
「ネガティブな自己対話」は、自分の脳に悪いプログラムを刷り込んでいるようなもの。
言葉は思考を変え、行動を変え、結果を変えるのです。
③「イメージング」は習慣にしてこそ意味がある
夢を視覚化し、毎日繰り返しイメージすることで、脳のRASが“夢実現モード”を継続的に保ちます。
具体的には、以下のような方法が紹介されています。
- ビジョンボードを作る
- 未来日記を書く
- 夢が叶った自分の写真を用意する
- 朝と寝る前に5分間イメージング
1回やっただけで終わるのではなく、継続することが夢を現実に近づける秘訣です。
◆読後の変化:私のRASが動き出した瞬間
正直な話、最初は「またよくある自己啓発本だろう」と思っていました。
でも読み終わった今、「脳の使い方を変えれば、現実も変わる」という手応えを強く感じています。
私は読後すぐに、以下の3つを実践しました。
- ノートに夢を10個書く(肯定形・現在形で)
- それを音読する習慣を作る(毎朝・毎晩)
- 夢に関連する画像をスマホの待ち受けに設定
すると驚いたことに、数日後には関連する情報や人との出会いが立て続けに起こり、「あれ?これRASかも…」という感覚が何度もありました。
信じるかどうかは人それぞれですが、「信じて動く」人ほど、結果を手に入れるのは間違いありません。
◆実践ステップ|ブレイン・プログラミング3つの方法
1. 書く:紙に書くことで夢が“命令”になる
- 「年収1,000万円になる」ではなく、「私は年収1,000万円になっている」と現在進行形で書く
- 具体性を持たせる(期限、状況、感情)
- 手書きで書くことで脳の深層に届きやすくなる
2. 見る:視覚情報でRASを刺激する
- ビジョンボードや写真、目標に関するモノを部屋に飾る
- 夢に関する本や動画を見る
- 成功者のストーリーに触れて“自分にもできる”と思える環境を作る
3. 信じる:思考を“夢モード”に保つ
- ネガティブ思考が浮かんだらすぐにポジティブに言い換える
- 自分を肯定する言葉を毎日唱える(アファメーション)
- 結果よりも「夢に近づいているプロセス」に目を向ける
◆こんな人におすすめ
- なかなか夢が叶わないと感じている人
- 成功者の思考法を学びたい人
- 潜在意識や脳科学に興味がある人
- 毎日なんとなく生きている気がしている人
本書は、単なる精神論ではなく「脳の仕組み」という科学的根拠をもとにしているからこそ、誰にとっても再現性があります。
◆まとめ:夢は“意志”ではなく“脳”で叶える時代へ
『新版 自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』は、自己啓発やスピリチュアルを超えて、「現実を動かすための脳の使い方」を教えてくれる一冊でした。
やることはシンプルです。
- 書く
- 見る
- 信じる
そして、毎日それを“繰り返す”。
「夢は努力で叶えるもの」──そう思い込んでいた私にとって、本書はその思い込みを根本から塗り替えてくれました。
脳の力を味方にすれば、夢の実現は“偶然”ではなく“必然”になります。
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、あなたの夢に少しでも近づくきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
どんな夢も、あなたの脳の使い方次第で「現実」に変わります。
今日から少しずつ、自分の脳を信じて行動してみてください。
あなたの人生が、理想に向かって自然と動き出すことを、心から願っています。
夢は、きっと叶います。
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✅ 書籍情報
- 書籍名:新版 自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング
- 著者:アラン・ピーズ/バーバラ・ピーズ(訳:市中芳江)
- 出版社:サンマーク出版
- 発売日:2020年12月
- ジャンル:自己啓発・脳科学・成功法則





